母音その7、「iː」をご紹介させていただきます。

この音は「ロングアイ」で、「ショートアイ」とは方向が異なります
この音は「ロングアイ」と呼ばれています

ショートアイとの違い
母音3では、ショートアイ、「ɪ」をご紹介させていただきました。

パッと見た感じ、似ていますが、音の方向が違います。

ショートアイは音の方向が下ですが、今回のロングアイは



ロングアイは、横に広がって行く音です。マウスで文字を書いており、読みにくくてすみません。


横から見ると、顔から垂直に真っすぐ、に見えます。
「iː」の音の方向、口の形、舌の位置
「iː」の音の方向は、正面から見て、横
ショートアイとの区別で述べた通りになります。
「iː」の口の形

口の形は、下向き三角になります。
「æ」「ɛ」「iː」の、口の縦の開け具合の違い
教科書的には、
æ ← 一番大きい
ɛ ← æより少し小さめ
iː ← 一番狭く
なのですが、私は、「iː」の時、やや狭めになるものの、どれもほとんど変わりません。おひとりおひとり、ベストの状態は異なります。
「iː」の舌の位置

舌先が

舌の前歯の裏側にくっつき、舌を支えます。
他にも同じ舌の形の音がたくさんあります。
私は、「iː」の音を出す時に、

舌の側面が

奥歯からはみ出る事が多いです。

ここです。これも、出る出ない、どちらが正しいというわけではなく、自分に合ったポジションはひとりひとり違います。脳が、判断してくれます。私は、いつのまにか舌がはみ出るようになっていて、この度動画撮影して初めて、はみ出てる事に気付きました。
音のパワーが大切です

お腹で作った音のパワーを、パカッとよーーーく開いたのどを通って、


しっかりと出す!!!!!!
この事が、一番大切です。
本や動画で口の形や舌の位置をキチンと真似出来ていても納得いかない時は、音のパワーの扱いがうまくいってないからかもしれません。
上下の歯に隙間を持たせる
この発音記号がどことなく日本語の「い」と似ているため、いつのまにか口の形が日本語の「い」のようになりがちです。
日本語の「い」は上下の歯をかみ合わせても音が出ますが、「iː」は、上下の歯に隙間があります。

小指が入らないくらいで十分ですので、必ず隙間を持たせてください。
リラックスして、脳に受け入れてもらいましょう
日本語と英語は音質があまりにもかけ離れているため、葛藤が起こりがちです。
私の発音はどんどん良くなっている!
とおまじないして、リラックスして、気持ちよく脳に受け入れてもらいましょう。
鼻から抜けません

鼻から抜けないので、鼻をつまんでも音は変わりません。
「iː」の発声練習をしてみましょう
発声練習から再生するように設定しています。

ありがとうございました。