[θ]と[ð]の音の出し方、大切な事
[θ]と[ð]の舌の位置、口の形、唇の形
口をポカンと開けて、やわらかな舌をポテッと出します。
舌を上の前歯にそわせます。舌が不安定になるので、下唇で舌を支えます。
舌の力が抜けている
舌の力が抜けている事が大切です。
下の歯が見えない
舌と下唇で下の前歯を包むので、下の前歯は見えません。
口の中がひろびろしていて、のどが広がっている
口の中が広々としていて、のどがよく広がっています。
そして、お腹から持ってきた息を通します。
[θ]は無声音、[ð]は有声音
[θ]は無声音
[θ]は、空気だけの音です。無声音といいます。音を出す際、のどが震えません。実際にのどを触って確認してみましょう。
[ð]は有声音
[ð]は、空気の音に加えて、のどにある声帯を震わせた音をミックスします。有声音といいます。のどを触るとブルブルと震えています。
舌を出す度合いについて
ネイティブもこんなに舌を出すの? ←いいえ
けっこうたくさん、舌を出していますが、 [θ]も[ð]も、実際はもっとちょっぴり舌を出すだけで出せる音です。
練習中は、少々大げさに舌や口を動かす
練習中は、少々大げさに口や舌を動かす方がいいです。脳に受け入れてもらうために。
慣れてくれば、自然に、小さな動きで音を出せるようになります。
[θ]と[ð]の、発声練習をしてみましょう
発声練習から再生するように設定しています。
単語は、thank[θæŋk] と that[θæt] です。
thank[θæŋk] の n は、発音記号にすると[ŋ]です。舌でのどをふさぎ、口の中が広く見えます。
日本人のナ行の音は、発音記号ですと[n]が近いです。舌先を、上の前歯の裏側に付ける音ですね。
見た目が似ていますが [ŋ] と [n] は違う音です。また、ご紹介させていただきます。
ありがとうございました。