今回は母音その5、「æ」をご紹介させていただきます。
「 æ」の音の方向、口の形、舌の位置
音の方向は、横(正面から見て)
横、というのは、正面からの見た目になります。
音が横に広がって行くんです。
人物が横を向いた場合
このように、音が顔から真っすぐ出ていくようなイメージです。黒板の絵も、人物が横を向いているため真っすぐに描いています。
上に突き抜ける事も、下に落ちる事もなく、横、です。
「æ」の、口の形
口の形は、下向き三画です。
こんな感じ。やや大きめです。なのでやや、唇が突っ張りますが、決して無理はしないでください。
「æ」の、舌の位置
舌は、下の前歯の裏側に付きます。
ここです。他にも、「ɪ」や「ʊ」がここに舌先を付けます。他にもあるので、その時にご紹介させていただきいます。
舌先を下の前歯の裏側にキープするのが難しい場合
舌先を下の前歯の裏側に付け、キープし続けるのが難しい場合は、
一度舌先を出して、
舌の前歯の裏側に持っていき、
舌先だけで、下の前歯の裏を縦方向にこすり続けます。画像ではわかりくいかもしれません。
舌先だけが、少し赤くなるくらいでちょうどいいです。舌先以外は、力がさほど入っていない事が大切です。
日本語にはない舌の位置ですので、最初はうまくいかなくて当然です。ゆっくりやりましょう。
鼻抜けなし=鼻をつまんでも音が変わらない
舌でのどをふさがない
=鼻から音が抜けない
=鼻をつまんでも音が変わらない
です。のどがパカッ!と開いています。
「え」の口の形で「あ」と言う、はおすすめ出来ません
鼻抜けリスクが高い
「æ」を出すにあたり、「え」の口で「あ」と言うという説明のなんと多い事でしょう!
ですが、このやり方では、鼻から音が抜けてしまうリスクが高いです。
大切なのは、音のパワーの強弱の起伏
英語の発音で大切なのは、「音のパワー」です。
口の形や舌の位置よりも、まずはパワー!
日本語は音の起伏が少なく、全体的にエコノミーモードで音のパワーを使いますが、英語は強いところは強く、弱いところは弱くの起伏が大切です。
「æ」は、アクセントが付く、強い音です。なので、口の形や舌の位置が合っていても、パワー不足ですと伝わりにくいです。
ドバッ!!!と、出しましょう。
「æ」の、発声練習をしてみましょう
英語発音動画あるある!の、「hot」「hut」「hat」のご紹介もしています。
ご紹介は以上になります。ありがとうございました。