母音その6、「ɛ」をご紹介させていただきます。
「ɛ」と「e」は、全く同じ
この音は、辞書によっては「e」と表記されています。「e」なら推測しやすいですが、「ɛ」だとわかりにくいので、こちらで紹介させていただきます。音の出し方などは全く、同じです。
bedの発音記号は
[bed](実際はeの上にアクセント記号)、
[bɛd](実際はɛの上にアクセント記号)、
となります。どちらも同じです。画像見えにくくてすみません。
「ɛ」の音の方向、口の形、舌の位置
音の方向は、横(正面から見て)
音の方向は、正面から見て、横になります。
横に広がって行きます。
人物が横を向くと、まっすぐ正面に向かっているように見えます。
顔から垂直に、横に広がって行きます。
「ɛ」の口の形
口は、下向き三角です。
「æ」の時も、下向き三角でしたが、
æより、やや小さくて良い、とされています。
「されています」
というのも・・・
私自身は、どちらも同じ大きさにしています。意図的ではなく、動画撮影するにあたりチェックして、初めて気付きました。
大切なのは、口の広げ具合ではなく、音のパワー!
人によって口の形、歯の並び方など、いろいろですので、「ベストポジション」を最終的に判断するのは、「自分の脳」になります。
一番大切なのは、音のパワーのあしらい方です。
音のパワーを生かせるようになってはじめて、口の形や舌の位置などが、役立つようになります。
脳と仲良く
日本語ネイティブにとって、英語の発音はかなり負担です。脳と仲良くなり、気持ちよく受け入れてもらいましょう。
「ɛ」の舌の位置
舌先が、下の前歯の裏側に付きます。
母音3、の「ɪ」や、
母音5の「æ」、も舌先が下の前歯の裏側に付きます。
今回の動画では紹介していませんが、これら3つの音も、舌先が下の前歯の裏側に付くので、それぞれ母音7、9、12でご紹介させていただきます。
繰り返しますが、舌の前歯の裏側に舌先を付けて舌をしっかり支えます。
舌先以外は、力を抜く
舌先以外、特にこの、舌の側面は、柔らかです。日本語は舌を固くして話す事が多いので、舌に力が入りがちです。
舌を柔らかくする
舌の力を抜く
が、英語の発音において、とても重要になります。
舌の中心に、しっかり音を通す
お腹で作った音のパワーを
舌の中心にしっかり通して、
ドバッ!!!っと、出しましょう!
鼻から抜けない=鼻をつまんでも音が変わらない
のどをふさがないので、鼻から音が漏れません。鼻をつまんでも音が変わりません。
「ɛ」の発声練習をしてみましょう
発声練習から再生するように設定しています。最初から聞いていただくと、この記事に書いた内容を話しています。