今回は母音その3、「ɪ」をご紹介させていただきます。
「ɪ」には名前がある
「ショートアイ」と呼ばれています
「ɪ」は「ショートアイ」と呼ばれています。不思議と、名前がついている発音記号と、ついてないものがあります。
「ロングアイ」ってあるの?
はい、あります。
こちらが、「ロングアイ」です。
ショートアイとロングアイでは音が違う
ショートアイは音の方向が「下」ですが、ロングの時は
ロングアイは、音が横に広がっていきます。
なので、【ː】が付く、付かないの違いは、とても大きいです。
ちなみに「ɑ」と「ɔ」は、 【ː】 がついても音の方向は変わりません。
音の方向と、「ʌ」との共通点について
音の方向は、下
音の方向は、下です。
お腹で作った音のパワーを一気にボチョッ!!!っと落とす音です。ですので長く音を出し続ける事は出来ません。一気に落とします。
「ʌ」と似ている
音の方向といい、ボチョッ!と全部一気に落とすところといい、母音2の「ʌ」と同じです。そして、口の形、唇の柔らかさも同じなのです。しかし、舌の位置が違います。以下に続きます。
「ɪ」口、唇は「ʌ」とそっくり!でも舌の位置が異なる
口はポカッと
口はポカッと、ゆるゆる、ちょっとだらしなく見えるくらいでちょうどいいです。
唇はゆるゆる。触って確認してみてください。
「ɪ」の、舌の位置
ですが、舌の位置が異なります。
舌先が、
舌の前歯の裏側にくっつき、しっかりと舌を支えます。
日本語の「い」は
日本語の「い」は、舌の奥の縁が
上の奥歯の裏側に、けっこうしっかりくっついています。
ここですね。舌先はほぼ、活躍していません。
ですが、「ɪ」は舌先がしっかりと、下の前歯の裏側に付きます。
もう一度!「ɪ」は、舌先が下の前歯の裏側にくっつく!
しっかりと、舌先を下の前歯の裏側に、くっつけてください。
鼻から音が抜けない
鼻をつまんでも音が変わらないように出す
鼻をつまんでも、音が変わらないようにしましょう。
のどをパカッ!と開きます。
すでに述べてますが、ボチョッと一気に落とす!!!事も忘れずに。