[eɪ」は、そのままでアルファベットの「A」です。前に「k」の音を付けると、アルファベットの「K」になります。
「 eɪ」の音の方向、口の形、舌の位置
「 eɪ」の音の方向は、「横→下」
これまで、文字がふたつ並ぶ母音の方向は「山」ばかりでしたが「 eɪ」は少し異なります。まず横広がりの状態、そして音を出し続けたまま、優しく落としていきます。
まず「e」で顔から垂直に、広がっていき、
「ɪ」で、優しく落としていきます。
人物が横を向くと、まずまっすぐに音を出し、
そして優しく落としていくイメージです。黒板の人物が横向きなので、真っすぐ→落ちる、の絵をかいています。
「e」「ɪ」と分けずに、音を続ける
方向が少し異なるものの、「音を途切れさせない」のルールは他の、文字がふたつならぶ母音と同じです。
「 eɪ」の口の形
口は、まず下向き三角の形にして、
パッと力をゆるめて、ポカンとした状態にします。
「eɪ」の、舌の形
舌先を、舌の前歯の裏側に付けて、
舌の奥、このあたりを持ち上げます。
このような感じで、奥だけ、持ち上げます。舌先は下の前歯についたままです。
このような感じです。「eɪ」の音を出す時の舌はずっと、このままです。
喉は決して、ふさがない
舌の奥を持ち上げていますが、のどはふさぎません。お腹で作った音のパワーを、よく開いたのどに届け、舌の中心からしっかり出します。
鼻から音が抜けない
鼻から音が抜けないので、鼻をつまんでも音は変わりません。
「eɪ」の、発声練習をしてみましょう
発声練習では「eɪ」と、母音6でご紹介した「ɛ」の違いも、ご紹介しています。